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[閲覧注意] 半年の間足指が次々と落ちていく!病因は!?

たった半年で左足の指が4本も…

中国の青年劉さん(偽名)は半年の間、未知の病気に襲われ、左足の指が次々と落ちてしまった。多くの病院へ伺ったが、病名が全く分かりませんでした。

絶望の中、東南大学附属病院の腎臓科がやっと確定診断し、多診療科連携で手術を至急行い、脚の切断っていう最悪な結果を免れた。

病因とは?

東南大学附属病院・腎臓科教授の張先生のコメントによると:

これは慢性腎臓病、特に透析患者のもっとも酷い合併症で、骨ミネラル代謝異常症ですね。

日本での透析患者において骨ミネラル代謝異常症の発症率は1/10000、アメリカでは35/10000。
適切な治療を行わないと、1年以内の死亡率は45%~80%、死因は殆ど敗血症です。

慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常について

発症メカニズム

ビタミンDは、カルシウムの吸収を促す働きをもっています。しかし、腎臓の機能が低下するとビタミンDの働きが障害されるため、カルシウムが食事によって体内に吸収されず、血液中のカルシウム濃度が低下します。また、尿中へのリンの排泄機能が低下するため、血液中のリン濃度が上昇します。慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)の患者さんでは、カルシウムとリンの血中濃度の異常を調節しようとして、副甲状腺(ふくこうじょうせん)ホルモン(parathyroid hormone:PTH)の量が増加します。このような状態を「二次性副甲状腺機能亢進症(にじせいふくこうじょうせんきのうこうしんしょう)」とよびます。PTHは、骨から血液中へとカルシウムを移動させる働きをもつため、PTHが増え続けると骨のカルシウムが減少し、骨がもろくなって骨折しやすくなります。基礎知識二次性副甲状腺機能亢進症がさらに進行すると、高カルシウム・高リン状態が持続して、血液中で過剰になったカルシウム・リンが血管壁の石灰化を起こします。このように、CKDでみられるカルシウム・リン・PTHの異常により引き起こされる病気を「慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常(CKD-mineral and bone disorder:CKD-MBD)」といいます。

治療について

透析患者さんの血液検査の目標値は、リン値3.5~6.0mg/dL、補正カルシウム値8.4~10.0mg/dL、PTH値60~180pg/mLです。リン・カルシウム・PTHをコントロールするくすりには、食事に含まれるリンと結合して体外へ排泄する「リン吸着薬」や、腸管からのカルシウム吸収を助けて骨を守る「ビタミンD製剤」、PTHの産生を抑える「カルシウム受容体作動薬」があります。
食事療法、十分な透析、薬物療法を行っても二次性副甲状腺機能亢進症が悪化する時には、早めに副甲状腺摘出術(ふくこうじょうせんてきしゅつじゅつ)や副甲状腺PEIT(ふくこうじょうせんエタノール注入療法)を受けましょう。

日常生活における留意点

リンは食事によって体内に取り込まれるため、リンを多く含む食品を制限します。リンを多く含む食品としては、肉や魚といった高タンパク質のもの、乳製品、スナック菓子や加工食品などがあります。CKD患者さん用の低リン食品がありますので、上手に活用してみるのもよいでしょう。

参照資料

症例の由来:上海熱線のネットニュースより
疾患の説明:松下会あけぼのクリニック腎臓内科 田中元子先生

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